人事1名から半年で3名体制に エンジニアの採用数は前年度比200%超え

人事1名から半年で3名体制に エンジニアの採用数は前年度比200%超え
株式会社スマレジ 管理部人事課の荒川美波さん(左)と今回採用モンスターでご紹介した鹿野さん

スマホやタブレットで使えるPOSレジシステム『スマレジ』を提供する株式会社スマレジ。2011年に『スマレジ』リリース後、2019年には東証マザーズ上場、翌年には約300坪の東京オフィス移転と躍進を続ける同社ですが、採用では課題を抱えていました。昨年1年間の当社サポートを通してどのように変化していったのか、その軌跡をスマレジ・荒川美波さんと採用モンスターの鹿野さんに伺いました。

必要としたのは「プレイングマネージャー的存在」

―まず、スマレジ様についてご紹介をお願いいたします。

荒川さん(以下、荒川):当社は経営理念「OPEN DATA,OPEN SCIENCE!」のもと、スマホやタブレットで使えるクラウドPOSレジシステム『スマレジ』をはじめ、店舗運営・業務効率化を叶えるさまざまなサービスを提供しています。登録店舗数は2021年7月に10万店舗を突破、解約率は0.6%以下をキープ。コロナ禍で生まれた非接触会計等の新しい需要により、引き続き増加中です。大阪本社をはじめ、都内には恵比寿・新宿・品川と全国7拠点へ。ここ数年の急成長により採用活動の強化は必須でした。

―具体的にどのような状況でしたか?

鹿野さん(以下:鹿野):僕が参画前のスマレジには採用の専任担当者はおらず、兼任の担当が採用を行っている状態でした。採用活動はただ「きたものをこなすだけ」になってしまっていました。加えて、社内に人事経験者がいなかったので、採用活動全体を設計する人もいない。リソース確保とオペレーション確立が課題でした。


―その最中、山本社長(スマレジ)が知人から「イケてる会社がある」と紹介されたのが採用モンスターだったのですよね。

 


鹿野:そう聞いています。スマレジの場合、スカウトメール送信などの実務よりも上流設計も含め全体を任せて動かしてくれるプレイングマネジャー的な存在を必要としていたそうです。
「何が正解かわからない」という山本社長の言葉に、社長と対等に話せて積極的に案出しができる人をマッチングしようとなったと聞いています。


―そこで100社を採用支援した実績をお持ちで、ご自身でもHRサービスを手がける鹿野さんが抜擢されたのですね。スマレジ様に参画するまでの期間はどれくらいでしたか?

鹿野:初回面談からすぐご連絡をいただいたので恐らく最初の問い合わせから1ヶ月くらいなんじゃないかなと思います。

 

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通常、採用モンスターでは、お客様へのヒアリングからフリーランス人事の人選・オンライン面談を経て、双方良ければ契約書を交わして参画という流れになります。大体1ヶ月くらいで契約を締結します。
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採用強化から人事部設立へ

―鹿野さんは採用コンサルとして参画されましたが、まず何から着手しましたか?

鹿野:エンジニア採用に苦戦していたので、すぐに対策、、、と言いたいところですが最初に現状整理と認識のすり合わせを行いました。何ができていて何ができていないのか?徹底した現状把握に努めました。その次は採用人材のペルソナ設定をしました。ペルソナ設定は採用活動の歩留まりを左右する重要な工程。ペルソナは採用活動自体のテーマになるものなので、まずはここを明確にする必要がありました。それから採用活動全体の仕組み・戦略、募集方法と順を追って構築。結果、エンジニア採用数は昨対200%伸長、CSも3ヶ月で10名採用に成功しました。

―すごい伸長率ですね! それだけの功績を収めるには相当注力されたと思いますが、1年間のサポートで何が成功の要因になったと思われていますか?

鹿野:人事組織の立ち上げです。当初は採用面のサポートで参画しましたが、事業が拡大していく中で要所要所だけ強化しても不十分だなと。人事組織として機能するよう組織化したほうがいいと思いました。人事組織設立に向けてまず行ったのが人員確保。部署異動で1名、新たに2名採用して計3名をメンバーにしました。そのうちの一人が荒川さんです。5月には内定が出ていました。

―1月から参画して5月には人事組織の構築も完了、すごいスピード感ですね。荒川さんが入社した時には既に鹿野さんがいたわけですが、正直なところ、社外の人と一緒にすることに抵抗はなかったですか?

荒川:外部コンサルの方がいるとは聞いていましたが、どういう立ち位置なのかイメージが湧きませんでした。人事は企業の核になる部署だから、社外の人が入っていいものなのか?とは思いましたね。でも、最初に今後の方針や戦略など具体的に何をしていくのかを説明してくれたのでわかりやすく、スッと入ってきました。

―コンサルと聞くと、少し構えてしまう人もいると思うのですが、それがなかったのですね。

 

 


荒川:そうですね。スマレジのような、新規部門の立ち上げ観点で言えば採用モンスターのような社外人事のサービスはメリットだと感じました。社内だけで考えるとどうしても視野が狭くなってしまうけど、他社や市場動向を熟知している人が入ったほうが新しい意見もありますし課題が明確になることもあります。

―なるほどですね。自社にはない目線でアドバイスをもらえるのは大きいですよね。

鹿野:僕が意識したのは“会社の立ち位置”を意識してもらうことです。自社の魅力や強みはわかっていても、社会全体において自分たちがどういう立ち位置にいるのか。これがわかってないと、採用競合との戦い方の判断ができません。これが一番最初に現状把握とすり合わせをする理由です。

荒川:社内と社外では見え方が違いますからね。それを教えてくれたのはすごく大きいと思います。

外部コンサルだからこそできる「忖度のないアドバイス」

―お話を聞いていると、とても良い関係が築けていると感じます。荒川さんにとって、鹿野さんはどんな存在ですか?
 
鹿野:口うるさいと思ってるでしょ(笑)。

荒川:そんなことはなくて(笑)、鹿野さんはメンターという感じです。スマレジでの業務は初めてのことばかり。前社は大手で、自分で一から企画することがあまりなかったので正直困惑したこともありましたが、「ここでこの経験ができることはすごく価値があるし、自分のためになるよ」と言ってくれて。そういうふうに客観的に言ってくれるのはすごくありがたいです。年齢が近いので親近感があるけどリードもしてくれる。心強い存在です。

―鹿野さんとの印象的なエピソードはありますか?

荒川:入社1ヶ月後にオンライン採用イベントの企画を任されたのですが、当社初の試みだったので上司になかなか理解してもらえなくて。鹿野さんにも何回もズバッとダメ出しされるし(笑)、もう寝る前はいつも憂鬱。それでも何とか絞りだして、「もうこれでダメなら知らない!」と思って見せた企画を「めちゃくちゃいいね!」と言ってくれた時はもう泣きました(笑)。言う時は言うけど、認めてくれたらちゃんと褒めてくれる。忖度なく言ってくれるので助かります。この距離感だからできるのかなと思いますね。

鹿野:社内の人間じゃないから忖度する必要もないしね(笑)。冗談抜きで、僕がいなくなってもちゃんと回るようになってくれないと困るので、言うべきことははっきり言わないと、とは思っていました。

 

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採用モンスターが提供する社外人事が、社内メンバーの育成担当になることにより、社内だけでは解決できない課題解決が実現できたり、社内メンバーの成長促進に繋がっています。
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成功の秘訣は本気のコミット

―1年のサポートで採用人数の大幅伸長、人事組織設立とまさに当社としても誇らしい成功事例ですが、成功した秘訣は何だと思いますか?
 
鹿野:採用モンスターが提供する社外人事というサービスとしてうまく機能したというのもありますが、スマレジが本気でコミットしてくれたのも大きかったです。社長を始め役員と現場のメンバーが協力してくれなければここまでの成果は出せなかったと思います。

 

ー採用モンスターが提供する外部プロ人事の知見と社内メンバーの協力体制で、今まで解決できなかった組織や採用の課題が解決に繋がります。 

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株式会社スマレジ 代表取締役 山本 博士 より
スマレジが急成長し採用活動の強化が急務となっていたところ、知人から “イケてる連中がいる” と紹介され「採用モンスター」を契約。彼らによるコンサルのもとまずは当時1名しか居なかった採用チームを大幅増強し4名体制に。並行してブランディング(採用広報)、採用プロセスの見直し、母集団形成など、わたしや取締役CTOも積極的に参加しいろんなチャレンジをしてきました。その結果採用計画がきちんと進捗し、いまは人事業務まで担当領域を広げるチームに成長しました。成功の秘訣は「採用モンスター」を起用することと、経営陣が本気になって取り組むことだと考えています。オッシー(弊社CEO 鴛海敬子)ありがとう

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