2022年からサポートさせていただいている株式会社KANGEN Holdings様。「エンジニアにとって一番良いと思える会社」を目指す高還元型SES会社です。創業したばかりの大事なフェーズで、当社のスカウトメール代行と採用コンサルティングをご利用いただき、現在も継続してサポートしています。その結果、順調に採用でき、今後も増加が予想される状況に。サービスに対する率直なご感想を、代表取締役　金沢大輝さんにお伺いしました。

エンジニアの労働環境の改善を第一に考えるSES会社

―最初に、KANGEN Holdings様についてご紹介をお願いいたします。

金沢さん（以下、金沢）：当社は2022年に創業したSES会社です。働くエンジニアのことを第一に考え「単価連動型報酬制度」を採用し、エンジニアの報酬を顧客単価の75％~80%+αに設定しています。高還元型であることが最たる特徴です。

―取引先はどのような業界が多いのでしょうか？

金沢：業界・業種はさまざまです。エンジニアが強みを発揮できることを一番に考えて案件を開拓しているため、業界は絞っていません。エンジニア一人ひとりに合う案件を紹介できることが当社の強みだと自負しています。

採用リソースの確保とエンジニア採用の知見を求めて依頼

―採用モンスターをご利用前の採用業務はどのような状況でしたか？

 金沢：創業したばかりでしたので、求人票作成、スカウトメール、説明会、面接と全て私が行っていました。採用業務以外も私が行っていたので、さすがに一人では時間は足りない状況でした。

 ―特に課題感を持った業務は何でしたか？

 金沢：スカウトメールです。派遣するエンジニアの数を集めることが最優先事項でしたので、毎日80通送信していました。ただ送るだけでなく、その方に合わせて文面を変えていたため、スカウトメールの作成と送信だけで半日掛かっていました。一番の課題は工数の短縮、そしてエンジニアが読んで応募したいと思えるような文章を書ける人材の確保でした。

―採用モンスターにご依頼した経緯を教えてください。

金沢：代表の鴛海さんとは独立前からの知り合いでしたので、ご相談しました。採用モンスターがさまざまな企業をサポートしていることは知っていましたが、決め手は鴛海さんの豊富な知見とノウハウです。エンジニアへのアプローチ方法などエンジニア採用全般に精通していると知っていたので、当社でノウハウを吸収したい気持ちがありました。

―採用モンスターはフリーランスの人事のプロをご紹介するサービスですが、ご不安などはありませんでしたか？

金沢：なかったです。私の前職がフリーランスエンジニアのSES会社でしたので、抵抗感なくご依頼しました。

細部まで作り込んだメール、わかりやすい会社説明資料で20名の採用が確定

―主にご利用いただいているのはスカウトメール代行ですが、評価していただいているポイントがあれば教えてください。

金沢：エンジニア人事の経験がある方に参画いただいて、スカウトメールを1日40通をお送りいただいています。「〇〇様にはこのようなお仕事をご用意できます」「これくらいの年収が想定されます」など、送る相手に合わせて書いてくださったり、開封率を意識してタイトルを工夫したりと、こちらもとても勉強になります。全体的にクオリティーが高いので安心して任せられますね。

切り替えが早く、スピーディーな対応も助かっています。思うような効果が現れないときは、すぐに新たな策を考えて取り組んでくださるので、早い段階で改善できています。パターン別にメールの文章を考えてくださるし、定型化できた部分もあるので知見がどんどん積み上がっています。

―すぐに切り替えて新たな対策を考えた事例がありましたら教えてください。

金沢：スカウトメールの返信率が思うように上がらなかったとき、自主的に求人媒体側に送信対象者の広げ方や時間帯別の返信率を質問して、やり方を変えてくださいました。メールの文章も一目で内容がわかる短文に変えて、いくつかパターンを考えてくれました。

他にも、入社した人と辞退した人のデータを見比べて文章をアップデートしてくれたり、「今回は〇〇案件が入りました」など文章を追加してくれたり。一通ずつの質が高まっていて、今後も楽しみです。

―御社の資料作成もサポートさせていただきましたが、いかがでしょうか。

金沢：採用面接前に送る会社紹介資料を作っていただきました。それまでは面接中に会社紹介を口頭で説明していましたが、事前に情報を伝えたほうが当社をスムーズに理解してもらえると思ったので、作成をお願いしました。とてもきれいに作っていただいて、現在も必ず利用しています。見せ方が上手なので、当社のホームページもデザインを整えていただきました。また、面接のスケジュール変更の連絡対応もしていただいているので、業務全体の効率が高まりました。

―採用コンサルティングもご利用いただいていますが、いかがでしょうか？

金沢：内定後の取り組みをご提案いただきました。一つはオファーレターです。入社率を高めるために内定者に送るもので、添付資料として当社の制度や働く魅力を記載した資料を作成いただきました。もう一つはナーチャリングです。そのときはご縁がなかった方でも、数年後にお声掛けする可能性があるので、LINEなど連絡先を交換するようにしています。定期的な情報提供で当社のファン作りをすると良いとご提案いただき、継続して行っています。

―採用モンスターを利用後、成果は出ましたか？

金沢：2022年8月までに20名の入社が確定しました。引き続き採用は継続しているので、これからも増えていくと予想しています。一つひとつの取り組みによって歩留まりが良くなっていると思いますが、やはりスカウトメールの効果が大きいと感じます。来てほしい人材に出会えていると思うからです。集中的にアプローチできているおかげで、採用コストも当初想定していた30万円を維持できています。これも成果の一つだと考えています。

自走してくれるから安心して任せられる、今後も力を借りたいサービス

―採用モンスターを活用した率直な感想をお聞かせください。

金沢：こちらの希望以上のことをしてくださるので助かります。社員にしても業務委託にしても、依頼内容を細かく提示することが必要だと思いますが、粒度が多少荒くても要望を汲み取って実行してくださるレベルの高さに感心します。付きっきりで見る必要がなく、自走してくださるので安心して任せられます。少し甘えてしまっているかもしれません。

―今後、新たに改善したい課題や採用モンスターにサポートしてほしい業務はありますか？

金沢：リファラル採用を強化したいです。鴛海さんがセミナーを開催してくださるとおっしゃっていたので、機会を見てお願いしたいです。

今後の目標は採用業務の内製化です。これから人事担当者が入社してくるので、これまで教わったノウハウを伝えて任せたいですね。採用モンスターへの依頼内容は変わると思いますが、引き続きお力をお借りしながら採用体制を整えていきたいです。

―最後に、採用にお悩みの企業に向けてメッセージをお願いいたします。

金沢：採用業務以外にも言えることですが、外部に委託する際には依頼内容を明確にすることが大切だと思います。「依頼内容と違った」という齟齬が生まれてしまうかもしれませんし、漠然としたまま依頼するのは先方にも失礼にあたると思うからです。“役割ファースト”の意識を持って伝えることが要になると思います。あわせて、工数や想定する作業時間を伝えることも大切です。そのほうが委託先もスムーズに取り組めると思うので伝えてみてください。

採用業務を外部委託する前の段階では、希望する人物像を固め、入社したいと思える会社づくりに努めることが必要だと思います。そのうえで委託先に共有しないと、業務が回らなくなってしまうからです。自社のビジョンや希望をしっかり固めたうえで採用モンスターに依頼すれば、採用を成功に導けると思います。まずは相談前に、再度自社の方向性を確認してみてください。